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プロテインは4年で6割値上がりしました|それでも飲む理由と、たんぱく質の安い摂り方

プロテインは4年で6割値上がり|アイキャッチ
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最終更新: 2026年9月/プロテインの価格は各社の公式サイト(2026年8月31日確認)、食材の価格は2026年8月の調査分(2026年8月28日公表)です

こんにちは、ロッキーです。

手取り12万円(基本給14万円)からスタートして、固定費の見直し→先取り貯金→NISAの順番で貯金500万円を作った元公務員です。趣味は筋トレなので、貯金と一緒に「貯筋」の話もときどき書いています。

9月以降、明治のプロテイン「ザバス」の袋が、また小さくなります。ホエイプロテイン100は980g入りが800g入りへ。

「また」と書いたのは、これが初めてではないからです。気になって明治の公式発表をさかのぼってみたら、4年半で5回ありました。

そして、同じ商品の4年前のページと今のページを並べてみて、正直、手が止まりました。

4年で、袋は24%小さくなりました

ザバスのホエイプロテイン100(リッチショコラ味)の、公式サイトの記載です。

項目2022年5月2026年8月2026年9月以降
内容量1,050g980g800g
希望小売価格(税別)5,550円6,760円6,760円
袋に入っているたんぱく質730.0g682.5g557.1g
たんぱく質1gあたり約8.2円約10.7円約13.1円

袋は1,050gから800gへ、24%小さくなりました。値段は税別5,550円から6,760円へ、22%上がっています。

このふたつを合わせると、たんぱく質1gあたりは約8.2円から約13.1円へ。4年で約6割の値上がりです(9月以降の価格が据え置きだった場合)。

ザバス ホエイプロテイン100の4年。1,050gから800gへ内容量が減り、たんぱく質1gあたりは約8.2円から約13.1円へ

念のため、たんぱく質の濃度も確かめました。2022年は1食21gあたり14.6g、いまは1食28gあたり19.5g。どちらも粉の重さの約69.5%で、ほぼ変わっていません。中身が薄まったわけではなく、純粋に値段と量が動いたということです。

そして、この4年半の値上げはこうなっていました。すべて明治の公式発表です。

発表実施内容
2022年4月2022年6月出荷分粉末プロテインの内容量を3.0〜12.7%減らす
2024年9月2024年10月出荷分17品の出荷価格を6.0%引き上げ
2025年1月2025年3月出荷分粉末プロテイン全40品の出荷価格を約10〜11%引き上げ
2026年4月2026年6月出荷分21品の出荷価格を約6〜28%引き上げ
2026年7月2026年9月以降14品の内容量を約11〜22%減らす

値上げと内容量の減量が、交互に来ています。値段が上がった翌年は袋が小さくなる。値札だけ見ていると、半分は気づけません。

値上げの理由は、4年前から変わっていません

明治は毎回、理由を書いています。誠実ですね。こうして理由を公表してくれるのは、信頼できるなと思っています。

2022年はこうでした。

世界的な需要拡大の影響や生産地の天候不順などの影響により、海外乳原料、糖類、油脂といった原材料価格は上昇しています

そして2026年は、こうです。

昨今の国際情勢によりあらゆる原材料が高騰しており

言葉は変わっていますが、中心はずっと原料です。ホエイは牛乳から作られる輸入原料なので、これは明治だけの事情ではありません。海外ブランドを使っている方も、同じ流れの中にいます。

なお9月以降に袋が小さくなるのは、ホエイプロテイン100だけではありません。アクアやジュニアプロテインなど、ザバスの粉末プロテイン14品が対象です。

プロテインは、飲んだらマッチョになれる魔法の粉ではありません

私のまわりでプロテインを飲んでいる人は、正直、多くありません。それどころか「プロテイン? ゴリゴリのマッチョになるために飲むやつでしょう」と言われることがあります。

でも、明治の公式サイトにはこう書いてあります。

プロテインとは、「たんぱく質」のことを指します

そのままの意味です。プロテイン=たんぱく質。もちろん筋肉を増やす目的で飲んでいる人もいますし、私もそのひとりです。ただ、マッチョになるためだけのものではありませんし、飲んだらマッチョになれる魔法の粉でもありません。

同じページには、たんぱく質の役割もこう書かれています。

筋肉や骨、血液、内臓、皮膚、髪、爪などは「たんぱく質」によって作られています

筋肉だけの話ではないんですね。髪も爪も肌も材料はたんぱく質なので、体づくりをしていない方にも関係があります。

私は学生のころにもプロテインを飲んでいました。当時と比べていちばん変わったと感じるのは、です。昔は「飲みきるのが仕事」みたいなところがありましたが、いまはココア味もミルクティー味も、普通においしい。ここは素直に進化したなあ、と思っています。

いまは飲食店に行けば、おいしいものがいくらでもあります。ただ、外食のメニューを思い浮かべると、多くは糖質と脂質でできている。それでいて「たんぱく質」を前に出しているのは、トレーニングをする人向けの商品ばかりという印象です。もったいないな、と感じています。

それでも私がプロテインを飲む理由

先に、大事な前提をひとつ。プロテインはあくまで栄養補助食品です。摂れるなら、食材から摂るほうがいい。そのほうがレパートリーも増えますし、たんぱく質以外の栄養も一緒に摂れます。

そのうえで、私が飲み続けている理由は3つあります。

1つめは手軽さ。水に溶かして数十秒です。忙しい朝や、トレーニング直後に食事を用意できないときに、これは大きい。

2つめは中身の濃さ。1食28gあたりのたんぱく質は19.5g。粉の重さの約7割がたんぱく質という計算になります。同じ量のたんぱく質を食事で摂ろうとすると、それなりの量を食べることになります。

3つめは選びやすさ。フレーバーが本当に増えました。続けられなければ意味がないので、ここは大事なところです。

私自身は、一部をソイプロテインに切り替えています。9月以降もソイの比重を増やしていくつもりです。ホエイもトレーニングの前後には飲むので、やめるのではなく、飲むタイミングと頻度を工夫する形で。

食材から摂ると、たんぱく質1gはいくらか

では「食材から摂るほうがいい」と言ったときに、実際いくらなのか。そろえて計算しました。

100gいくらでは比べられません。豆腐と卵とちくわでは、同じ100gに入っている量がまるで違うからです。そこで、価格は総務省の小売物価統計調査、たんぱく質の量は文部科学省の食品成分表でそろえました。選んだ基準は「たんぱく質を摂るために買うもの」。統計に品目があるものを全部と、公式に価格が出ているプロテインを、おおむね安い順に並べます。

食品価格含まれるたんぱく質たんぱく質1gあたり
豆腐(木綿豆腐、並)312円/1kg70.0g約4.5円
納豆(糸ひき納豆 50g×3 または 45g×3)112円/1パック22.3〜24.8g約4.5〜5.0円
鶏卵(白色卵・10個入り・サイズ混合)321円/1パック約64g約5.0円
牛乳(紙パック1,000mL)264円/1本33.0g約8.0円
ソイプロテイン(ザバス ソイプロテイン100・900g)※約5,465円/1袋642.9g約8.5円
鶏もも肉(ブロイラー)162円/100g16.6g約9.8円
ちくわ(焼きちくわ)137円/100g13.2g約10.4円
ホエイプロテイン(ザバス ホエイプロテイン100・980g)※約7,301円/1袋682.5g約10.7円
プロセスチーズ(スライス)283円/100g22.7g約12.5円
ハム(ロースハム)245円/100g18.6g約13.2円
かまぼこ(蒸かまぼこ)224円/100g12.0g約18.7円

※プロテインの2つだけは、公的統計に品目がないためメーカーの希望小売価格(税抜表示に軽減税率8%を加えた税込)で計算しています。店頭やネット通販では希望小売価格より安く売られていることが多いので、この数字は上限だと思ってください。

たんぱく質1gあたりの値段を安い順に並べた図。豆腐約4.5円からかまぼこ約18.7円まで11品

価格は総務省統計局「小売物価統計調査」の2026年8月調査分・東京都区部、たんぱく質の量は文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の数値です。やっていることは割り算ひとつ。価格 ÷ その食品に入っているたんぱく質の量。

安いほうの3つ——豆腐、納豆、卵——は、いずれも4〜5円台でほぼ横一線でした。粉のプロテインの半分以下です。手軽さとたんぱく質の濃さを取るか、値段を取るか、ほかの栄養バランスまで見て選ぶか。選択肢は人によって違いますし、その日の気分で変わることもあると思います。

断りがふたつ。ひとつは、この統計に「全国平均」がないこと。都市ごとの価格しか出ていないので、東京都区部を使いました。お住まいの地域では違う数字になります。もうひとつは卵で、銘柄が「サイズ混合」で1パックの重さが決まらないため、平均61gのMサイズ(農林水産省の規格)で計算しています。

私がよく買う鶏むね肉とささみは、この統計に品目がありません(鶏肉はもも肉だけ)。ただ、たんぱく質の量なら分かります。皮なしのむね肉で100gあたり23.3g、ささみで23.9g。もも肉の16.6gより4割ほど多いです。

ただ、この数字を覚えておく必要はありません。パックには成分表示がついているので、そこに書かれているたんぱく質の量と値段で割る。私はよく、その場でそうやって計算しています。

同じ11品の100gあたりのたんぱく質の量。豆腐7.0gからソイプロテイン71.4gまで

念のため農林水産省の食品価格動向調査(全国470店舗・2026年8月3〜5日調査)でも確かめました。卵が約4.8円、鶏もも肉が約9.4円。順番は変わりません。

なお、値上がりしているのはプロテインだけではありません。9月には練り製品(ニッスイ・約5〜17%)、スリミ製品と惣菜製品(紀文・約3〜20%)、乳製品(雪印メグミルク138品・約1.8〜10.3%ほか)が上がりました。表のなかで直接かぶるのは、ちくわ、プロセスチーズ、かまぼこ。加工されたものに寄っています。豆腐と納豆も、タカノフーズが6月1日から全商品を出荷価格で15%上げていて、東京都区部の豆腐は6月の294円から8月の312円へ、2か月で約6%上がりました。ここは数字を見る前から、買っていて上がってきている印象がありました。

(9月の食品値上げ全体の話は、新米は3割安、9月は4,531品目が値上げに書きました。品目数はその後の集計で4,923品目に増えています)

ソイ・大きい袋・ブランドで、1gあたりは変わります

粉のプロテインのなかでも、けっこう差があります。公式サイトに価格が出ているものを並べてみます。

粉末プロテイン内容量価格(税込・ザバスは税抜表示からの換算)たんぱく質1gあたり
ザバス ソイプロテイン1002,000g約10,692円約7.5円
ザバス ソイプロテイン100900g約5,465円約8.5円
ビーレジェンド WPCプロテイン900g5,580円約8.9円
ザバス ホエイプロテイン1002,200g約15,109円約9.9円
ザバス ホエイプロテイン100980g約7,301円約10.7円

ザバスは明治の希望小売価格、ビーレジェンドは公式オンラインショップの税込価格です。どちらも2026年8月31日に確認しました。通販の価格は動きやすいので、買う前にご自身で確かめてください。

ここから3つ、言えることがあります。

1つめはソイのほうが安いこと。ホエイは牛乳由来の輸入原料で、大豆ほど供給が安定していません。私がソイに寄せているのは、この差が理由です。以前飲んでいたときより味も格段によくなっていますし、溶けも思ったほどだまになりません。こういう理由で、続けられそうだなと感じています。

2つめは大きい袋のほうが1gあたりは安いこと。ホエイなら980gで約10.7円、2,200gなら約9.9円。ソイも900gの約8.5円に対して2,000gなら約7.5円です。置き場所と飲みきれるかどうか次第ですが、続ける前提なら大きいほうが効きます。

3つめは同じホエイでもブランドで差があること。ビーレジェンドの900gは約8.9円で、ザバスのホエイ980g(約10.7円)より2割ほど安く出ました。味も溶けやすさも違うので単純比較はできませんが、1gあたりで見る癖があると、こういう差にも気づけます。

なお、海外ブランドは事情が違いました。マイプロテインは公式サイトに通常価格が出ているものの、常に大きな割引がかかっていて、Impactホエイ250gは通常3,225円のところ2,040円。「最大70%オフ」の表示も出ています。割引率が頻繁に変わって同じ条件で比べられないので、この表には入れていません。

値段は動く。だから、自分で調べる

ここまで書いてきて、いちばん伝えたいのは順位そのものではありません。

4年前と今とで、6割も動いたということです。しかも、値上げと内容量の減量が交互に来て、値札を見ているだけでは半分気づけない形で。

来年また同じ順番かというと、たぶん違います。ホエイの原料事情が変われば、ソイとの差は縮むかもしれません。豆腐と納豆も、今年すでに上がり始めています。

だから私は、表の順位を覚えるより、1gあたりで見る癖のほうを持っておこうと思っています。癖さえあれば、来年また値段が動いても、そのとき自分で判断できます。

これ、お金の話にも通じるところがあるな、と。

毎年のように税制が変わって、新しい制度やお得な情報が出てきます。全部に飛びつく必要はありません。まずは情報感度を高くしておく(お金のニュースを見たり、このブログを見たり👀)。そのうえで、自分に取り入れられるかを調べて、合いそうなら続ける。それだけです。NISAも固定費の見直しも、私がやったのはそういうことでした。

食べるものも同じで、いちばん安い食材を毎日食べるのが正解ではありません。続かなければ意味がないですし、糖質や脂質、カロリーまで含めた全体で見ないと体づくりの役にも立ちません。食材や食事を固定したほうが楽という方もいると思います。私もレシピを考えるのが面倒なときは固定しています。

自分の条件に合わせて調べて、選んで、続ける。貯金も貯筋も、やっていることは同じなんですね。

まとめ

  • ザバスのホエイプロテイン100は、2022年の1,050gから9月以降は800gへ。たんぱく質1gあたりでは約8.2円→約13.1円で、4年で約6割の値上がりです(価格据え置きの場合)
  • 明治の公式発表だけで4年半に5回。値上げと減量が交互に来るので、値札だけ見ていると半分は気づけません
  • 食材から摂るなら、豆腐・納豆・卵が1gあたり4〜5円台で、粉のプロテインの半分以下。ただしプロテインには手軽さと濃さがあります
  • 粉のなかではソイが安く、大きい袋が安く、ブランドでも差があります

たんぱく質は、筋肉だけでなく髪や爪、肌の材料でもあります。トレーニングをしていない方にも関係のある話です。

外食を少しだけ減らして、たんぱく質のおかずを一品つくってみる。安い食材もちゃんとあります。体にも家計にも効くので、そこは一石二鳥だと思っています。

(食費や日々の支出をどうつかむかは、家計簿が続かない人へ|固定費と大きな支出から始める3ステップに書いています)


参考にした資料

※プロテインの1gあたりは、税抜の希望小売価格に軽減税率8%を加えた税込で計算しています(プロテインパウダーは飲食料品なので8%)。価格は調査・確認時点のもので、お店や地域によって変わります。最新の情報は各社の公式発表をご確認ください。

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