公務員の私が在職中に転職エージェントを使うと、結果は?|内定の提示は軒並み年収減。それでも「使ってよかった」理由とは
最終更新: 2026年11月/最終確認: 2026年11月6日(体験談です。サービス名と料金の表示は各社の公式サイトで確認しています。この記事に広告リンクはありません)
私は公務員として働きながら、転職エージェントを3社使いました。
私の場合、内定は出ても、提示された給料は軒並み下がる見込みでした。それでも、在職中にエージェントを使って、かなりよかったと思っています。
いま公務員のまま転職を考えているなら、辞めると決める前に、エージェントを1社だけ選んで、話を聞いてもらうことを検討してみてください。今回の3社は、公式サイトで無料の登録や相談が案内されています(2026年11月時点)。
私は元公務員で、いまは個人事業主です。辞めたあとの話は「公務員を辞めて後悔してない?」に書いたので、ここでは、転職エージェントを使った経過だけをお伝えします。
公務員の転職で、エージェントは使ってよかった?
使ってよかった、というのが私の答えです。いちばん大きかったのは、マイナビ転職AGENT(私が使っていた当時はマイナビAGENT)の担当の方が、丁寧に調整してくれたことでした。いろいろな企業と面談する機会をつくってもらい、最終的に内定をいただいた先もあります。
こちらの話を聞いてくれて、転職させて終わりではなく、続けられるかまで親身になって対応してくれる。エージェントには、そんなイメージも持っています。
3社に同時に登録したら、最初の2週間で何が起きた?
私は仕事を続けたまま、3社に同時に登録しました。JACリクルートメント、ジェイック、そしてマイナビ転職AGENTです。
JACリクルートメントからは、登録から数日で、お祈りメールが1通届いただけ。やり取りと呼べるものは、ありませんでした(苦笑)。ハイクラス向けのサービスなので、当時の私の経歴は対象外だったのだと思います。
ジェイックとマイナビ転職AGENTは、並行して面接のところまで進みました。ジェイックの担当の方は、感じのよさそうな方でした。ただ、こちらから送ったメールの返信をいただくまでに時間がかかり、仕事をしながらの私の予定には組み込みにくかったんです。結局、途中でお断りしました。あくまで私の予定との相性の話で、ジェイックの良し悪しを言いたいわけではありません。
一方のマイナビ転職AGENTは、打ち合わせも案件の紹介も順調に進みました。そこで、登録から2週間ほどたったころに、マイナビ転職AGENT1社に絞っています。
最後に残った1社では、どこまで進んだ?
1社に絞ってからも、紹介を受けて、いろいろな企業と面談させてもらいました。職務経歴書の添削や面接の練習は、マイナビ転職AGENTでお願いした記憶があります。
面談した企業の中に、内定をいただいた先があったんです。ただ、給料は概ね下がる条件でした。金額や割合は書きませんが、提示は「下がる」条件だった、というのが事実です。
内定をいただいた会社には、いろいろな会社の中を見るのもいい経験になると思って、足を運びました。ただ、給与が下がり、一人暮らしになり、生活コストも上がる条件だったので、お断りしたんです。その後、私は公務員を辞めて、個人事業主になっています。
転職はしなかったのに、使ってよかったと言えるのは、担当の方が丁寧に調整してくれたからです。そして転職活動そのものでは、辞める前に、民間から自分がどう見られるのかを知れました。いわゆる市場価値を知ることができた、ということです。これは振り返ると大きなことでした。
公務員の経歴で、書類は通る? 年収は下がる?
公務員って、書類で落とされますか?
体感で半分から7割ほどは、通りませんでした。それでも内定は出ました。
お祈りメールと呼ばれる不採用の連絡が、それだけ届いたことになります。応募したのは10か所以上で、面接まで行ったところは4か所くらいだったと思います。理由までは分かりませんが、公務員から民間へという経歴の性質上、なかなか評価してもらえなかった、というのが私の受け止めです。
使ってみて分かったことを、3つにまとめます。
- 書類:体感で半分から7割ほどが通りませんでした。それでも、通った中から内定は出ています。
- 年収:内定をいただいた先は、概ね下がる条件でした。
- 連絡:JACリクルートメントは1通のみ、ジェイックは返信までに時間がかかり、マイナビ転職AGENTは打ち合わせと案件の紹介が続きました。
お祈りメールが続いたときの気持ちや、年収が下がる提示を前にどう考えたかは、「公務員を辞めて後悔してない?」に詳しく書いています。ここでは繰り返しません。
在職中の公務員に、転職サイトよりエージェントが合ったのはなぜ?
転職サイトだけで探すのはだめですか?
私には、エージェントのほうが合っていました。
先にお断りしておくと、サイトについては、3社のように経過を書けるわけではありません。使い比べた結果ではなく、私が持っている印象の話です。
サイトは、求人を自分で検索して、自分で見つけなければなりません。見つけた求人を見抜ける知識が、私にあるわけでもありません。さらに、広告費をあまりかけず、安く雇おうとする会社もあるのでは、という印象も持っているんです。特定のサービスや会社を指した話ではありません。
エージェントは、予定も調整してくれます。面談は平日の日中を中心に組んだ記憶があり、そのときは仕事を休みました。土日にもいくつかありました。在職中は仕事の合間に動くことになるので、その調整を任せられたのは、私にはとても大きなことでした。
予定の調整を任せたい人や、話を聞いてもらいながら進めたい人には、エージェントが合うと思います。
在職中に動くなら、何から始めればいい?
私の場合は、次の順番でした。一般的な正解ではなく、私が実際にやった流れです。
- ①仕事を続けたまま、エージェント3社に同時に登録する
- ②2週間ほど、3社と並行してやり取りする
- ③打ち合わせと案件の紹介が順調だった1社に絞って、面談を受ける
私は3社から始めましたが、まず1社に話を聞いてもらうだけでも、民間から自分がどう見えるかを知る入り口になると考えています。
私が使ったマイナビ転職AGENTの公式サイトは、こちらです(広告リンクではありません)。
転職活動そのものは、今の職場が合っている人にもおすすめできる
転職活動そのものは、ノーリスクで、みなさんにおすすめできるものだと思っています。今の職場が合っている、という人にもです。
理由は、私の場合、結果的に失ったものが特に無かったからです。しいて挙げるとすれば、面談のために取った休みの時間くらいでした。
それだけで、自分の強みや市場価値を見ることができます。結果的に「今の職場は恵まれている」と気づくきっかけになるかもしれません。私自身、転職活動を通して、話し方や職務経歴書の書き方、どういう人材が求められているのかを知ることができ、勉強にもなりました。
ぜひ一度は、転職活動をしてみてください。私の記憶では、エージェントの方から「年明けに向けて求人が増えるので、この時期から動く人が多い」と聞きました。人材会社の案内でも、1〜3月は中途採用が活発になる時期とされています。
よくある質問
辞めると決めていなくても、エージェントに登録していい?
登録してよい、と私は考えています。私自身は、辞めるのか転職するのかも決めないまま、在職中に登録しました。職場には伝えず、良い条件があったら考えようかな、と思っていたんです。結果として、内定が出た会社には行かず、その後に別の道を選んでいます。辞めるまでのお金の準備は、「手取り12万円からの資産形成ロードマップ」にまとめました。
お金はかかる?
今回の3社は、公式サイトで無料の登録や相談が案内されています(2026年11月6日確認)。法律でも、有料の職業紹介事業者は、原則として求職者から手数料を取れません(職業安定法第32条の3第2項)。
まとめ|内定先には行かなかった。それでもエージェントは使ってよかった
3社に同時に登録して、2週間ほどで1社に絞りました。書類は体感で半分から7割ほど通らず、内定をいただいても給料は下がる条件でした。
- 書類は体感で半分〜7割ほど通らなかった
- 内定は出たが、給料は概ね下がる条件だった
- 担当の方の調整で、在職中でも動けた
ひとこと:内定先には行かなかった。それでも、使ってよかった
辞めたあとの話は「公務員を辞めて後悔してない?」へ。在職中に1社だけでも話を聞いてもらうと、辞めるか残るかを決める前に、民間から見た自分を自分の目で確かめられます。
参考
- 職業安定法 第32条の3(手数料)第2項「有料職業紹介事業者は…求職者からは手数料を徴収してはならない。ただし…厚生労働省令で定めるとき…」 e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141 (2026-11-06、e-Gov法令API v1で条文を取得して目で確認)
- マイナビ転職AGENT 公式(利用は無料の案内・「マイナビAGENTは2025年12月17日付でサービス名を『マイナビ転職AGENT』へ変更」の注記) https://mynavi-agent.jp/ (2026-11-06 ページの文字で確認)
- JACリクルートメント 公式(無料登録・無料転職サポートの案内) https://www.jac-recruitment.jp/ (2026-11-06 ページの文字で確認)
- ジェイック 公式サイト(無料登録・無料相談の案内・2026-11-06確認)
- 転職市場の時期の目安(1〜3月に中途採用が活発)=人材会社の案内 https://www.r-agent.com/guide/start/4051/ (2026-11-07確認・アフィリエイトではありません)