【基本給14万円】それでも貯金すべき5つの理由|少ない給料でも500万円貯めた話
「貯金が大事なのは分かるけど、少ない給料じゃ無理…」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
世の中には貯金術や節約のコツがあふれています。100人いれば100通りのテクニックがあるでしょう。でもこの記事では、テクニックの前に、もっと根本にある「なぜ貯金が必要なのか」を5つの理由に分けて深掘りします。
結論から言うと、貯金は「お金を貯めること」そのものより、「将来の選択肢を増やすこと」に意味があります。基本給14万円(手取り12万円ほど)だった私が、固定費を見直して500万円を貯められた経験も交えてお伝えしますね。
そりゃお金はあるに越したことはないけど、実際なんとか生活できればよくない?
その気持ちもよく分かります。「今を楽しみたい」という考えを否定する気はまったくありません。それでも貯金をおすすめしたい理由が、ちゃんとあるんです。
この記事でお伝えする5つの理由がこちらです。
- 将来への備えになる
- 心に余裕ができる
- 投資にお金を回せる
- 新たな道へ進むときの資金になる
- 自己肯定感が高まる
ひとつずつ見ていきましょう。
理由1:将来への備えになる
1つ目は「将来への備え」。ある程度想像どおりかもしれませんが、じっくり考えたことはありますか?
たとえば、近年話題になった老後2,000万円問題。2019年に金融庁の金融審議会が公表した報告書をきっかけに広まりました。数字が大きすぎて感情論になりがちですが、冷静に中身を見てみましょう。報告書では、次の想定で試算されています。
- 夫65歳・妻60歳の夫婦で、ともに無職
- 夫95歳・妻90歳まで夫婦ともに健在
- 老後30年間、毎月の収支は5.5万円の赤字
この場合、5.5万円 × 12か月 × 30年=約1,980万円の赤字になる計算です。
老後の主な収入源は年金のため、収入アップはなかなか望めません。食費・住居費・医療費・通信費を節約しても限界があります。しかも今は人生100年時代。長生きするほど必要な額も増えていきます。
さらに、いつまで思いどおりに働けるかも分かりません。会社の業績悪化で給料やボーナスが減るかもしれませんし、体調を崩して働けなくなる可能性もあります。だからこそ、今から少しでも貯金しておくことで、将来の選択肢が広がるのです。
理由2:心に余裕ができる
急な出費が発生したとき、貯金がないと焦りますよね。逆に言えば、貯金があるだけで心に余裕が生まれます。
冠婚葬祭、家電やスマホの故障、急な病気やケガ——こうした出費は自分でコントロールできません。貯金がないと、場合によってはお金を借りる必要が出てきます。これはかなりまずい状況です。
なぜなら、借りたお金には「元金+金利」を返す必要があるから。この金利が、お金を貯める足を引っ張ります。返済額の増加や返済期間の長期化は、精神的なプレッシャーにもなります。
そして金利、特に複利は、味方につければ天使、敵に回せば悪魔にもなります。

たとえば元本1,000万円を年利3%で複利運用すると、5年後には約159万円増える計算です(出典:りそな銀行「実はすごい「複利」の効果!将来に備えて複利運用で資産を育てよう」)。5年でこれですから、年数が増えれば雪だるま式に利息が膨らみます。

逆に、金利15%で100万円を借りると、5年間の利息だけで元金100万円を超えてしまうことも。金利の怖さがよく分かりますよね。
借金をせず、いざというときに備えるためにも、貯金で心の余裕をつくることが大切です。
理由3:投資にお金を回せる
ここからはポジティブな面。貯金があれば、投資にお金を回せます。
投資って、なんか怖い…。ギャンブルみたいなものじゃないの?
投資と投機(ギャンブル)は、同じ「お金でリターンを目指す行為」でも、やり方と考え方がまったく違います。
| 投資 | 投機 | |
|---|---|---|
| 目線 | 長期的 | 短期で利益を狙う |
| リスク | リスク管理を大切にする | 高いリスクで大きく狙う |
| 性質 | プラスサムゲーム | ゼロサム・マイナスサムゲーム |
投資は正しく行えばリターンが期待できます(もちろんリスクはあります)。金融投資なら、NISAやiDeCoなどが代表的です。私自身もNISAを中心に、コツコツ積み立てを続けています。
投資の名著『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス著)でも、市場平均に勝ち続けられるプロの運用者はごく一部で、計測する期間を長くするほどその割合はさらに下がる、と紹介されています。プロでも難しいのなら、市場平均にコツコツ乗っていく「投資」こそ、私たち普通の人がいちばん合理的にリターンを目指せる方法——私はそう考えています。
そして忘れがちですが、自己投資も立派な投資です。自分にお金や時間を使うことで成長でき、ときにはそれが収入につながることもあります。少しでも「成長を実感できること」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
理由4:新たな道へ進むときの資金になる
今は「大転職時代」。今の会社で定年まで働き続けていいのかと、一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。私もあります。
実際、私は世間で「安定」と言われる公務員を辞めました。その決断ができたのも、公務員時代にコツコツ貯めた資金という“保険”があったからです。
転職や独立をするとき、貯金があれば「うまくいかなくても、しばらくは生活できる」という保険になります。崖っぷちのチャレンジは怖くて踏み出せませんが、「半年〜1年は大丈夫」と思えれば、落ち着いて挑戦できます。
引っ越しや新しい家電、独立時のパソコンなどの初期費用・ランニングコストにも備えられます。貯金があれば、余計な心配をせずにチャレンジできるのです。
理由5:自己肯定感が高まる
最後は「自己肯定感」。自己満足と言われればそれまでですが、貯金はやはり自信になります。
少ない給料でもコツコツ貯めて、増えていく残高を見るのは嬉しいもの。貯金には、仕組みづくりや優先順位づけ、ときには我慢も必要です。私が初めて100万円を貯めたときは、「一人でよく頑張ったな」としみじみ思いました。まだまだこれからという思いもありましたが、あのときの達成感は今でも鮮明に覚えています。ひとつの山を越えた感覚でしたね。
「満足感を落とさずにここまで貯められたんだから、これからも大丈夫」——そう実感できたことが、人生に向けた大きな自信になりました。
まとめ:貯金は「将来の選択肢」を増やしてくれる
ここまで、貯金すべき5つの理由をお伝えしました。
- 将来への備えになる
- 心に余裕ができる
- 投資にお金を回せる
- 新たな道へ進むときの資金になる
- 自己肯定感が高まる
正直に言うと、私自身もまだまだ道の途中です。就職当初は毎月赤字で、何も考えず新車を買い、不要な保険に入り…という有様でした。ボーナスはというと、喜んでもらえるのが嬉しくて、最初の5年はほとんど親へのプレゼントに充てていました。さすがにずっと続けるのは苦しかったので、いまは誕生日や母の日・父の日以外のボーナスプレゼントは控えるようになりましたが(笑)、これはまったく後悔していません。
それでも「このままじゃいけない」と勉強し、固定費を削減したことで、500万円を貯められました。今でもたまに散財しますが、これもバランスです。
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「まだ赤字家計だよ」という方も大丈夫。貯めようと思う気持ちと、ちょっとした仕組み、少しの努力があれば、必ず貯められます。これから一緒に貯金していきませんか?
次回は、具体的な貯金のコツや考え方をお伝えしますね。では、また次回お会いしましょう!
