エアコンは今すぐ買い替えるべき?|話題の「2027年問題」、それでも慌てなくていい理由
最終更新: 2026年9月/最終確認: 2026年9月(制度と数字は資源エネルギー庁・経済産業省の資料で確認した2026年9月時点のものです)
こんにちは、ロッキーです。
手取り12万円(基本給14万円)からスタートして、固定費の見直し→先取り貯金→NISAの順番で、貯金500万円を作った元公務員です。
この夏、家電量販店やSNSで「エアコンの2027年問題」という言葉をよく見かけます。「2027年4月から安いエアコンが買えなくなる」「今のうちに買わないと損」——そんな見出しです。
結論から言います。エアコン全体の価格が上がることや、安い機種の選択肢が減ることは、あり得ます。私自身も、価格の上昇はほぼ避けられないと見ています。
ただし、「2027年4月から安いエアコンが買えなくなる」は誤解です。資源エネルギー庁は、公式サイトのQ&Aで、2027年度以降に基準値を満たさない製品の製造・出荷を禁止するものではありません、と書いています。同じページには「今すぐエアコンを買い換える必要はありません」という一文も、はっきり載っています。
そしてもうひとつ。安い機種でなくても、新しい基準のエアコンは電気代が下がります。本体価格と電気代を合わせた「支払う総額」で見れば、元が取れる可能性があります。国が出している電気代の試算を使えば、そこは自分で計算できます。
この記事でわかること
- 2027年4月から本当は何が変わるのか
- 「価格が2倍になる」という話の正体
- 新しい基準にすると電気代は年いくら安くなるのか
- その差額で、価格差の元が取れるまで何年かかるのか
- 今すぐ買い替えたほうがいい人と、急がなくていい人の分かれ目
結論|「買えなくなる」ではなく、「高くなる・選びにくくなる」に備える話です
先に、この記事の要点を4つにまとめます。
- 価格は上がる可能性があります。ただし国は「上がる」と断定していません。価格を決める要因は5つあり、省エネ基準はその一部です
- 規制の対象はメーカーであって、私たち消費者や販売店ではありません。買うこと自体は制限されません
- 今使っているエアコンは、そのまま使えます。修理も、部品の保有期間(約10年)の中なら可能です
- 電気代の差は、6畳用で年約2,760円、14畳向けで年約12,600円。本体価格の差がこの金額で取り返せるかが、買い替えの判断の土台になります
(出典: 資源エネルギー庁「27年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート!エアコンについて知っておくべきポイントは?」2026年4月17日公開)
そもそも何が変わるの?|審査されるのは「機種1台ずつ」ではなく「メーカーの1年間の平均点」です
ここが、いちばん誤解されているところです。正直に言うと、私も最初は「基準に届かない機種は、2027年4月から売れなくなる」と思っていました。ネットの解説にも、そう書いているものが少なくありません。
でも、国の説明は違いました。ポイントは3つです。
- 守る相手はメーカーです。エアコンの省エネ基準は「トップランナー制度」という仕組みで決まっていて、基準を守るよう求められるのは、エアコンを作って出荷するメーカー。私たちが店で何を買うかは、制限されません
- 機種1台ずつの審査ではありません。経済産業省の審議会資料には、メーカーが1年間に出荷した機器の省エネ性能を、出荷台数で重みづけして平均した数値が基準値を下回らないことを求める、とあります。1年分の「平均点」で見られる、ということです
- だから、基準に届かない機種も出荷できます。省エネ性能の高い機種をたくさん売って平均点が基準を超えていれば、届かない機種が混じっていてもメーカーは基準を満たせます。資源エネルギー庁のQ&Aも「省エネ性能が高い製品と低い製品を販売している場合、出荷台数を踏まえた平均値で評価されます」と説明しています
- 平均点が届かなくても、販売禁止にはなりません。その場合はメーカーが国から勧告を受け、従わなければ社名の公表や命令に進む仕組みです(省エネ法)。あくまでメーカーへの措置で、店頭の商品が回収されるわけではありません
数字で見るとこうです。たとえばAPF7.0の機種を500台、6.5を300台、6.0を200台出荷した年は、台数で重みづけした平均が約6.6で基準に届きます。逆に6.0の機種を500台、7.0を200台にすると約6.3で届きません。APFは「通年エネルギー消費効率」の略で、数字が大きいほど省エネ、と覚えておけば十分です。
ネット上には「2027年4月以降は製造・販売ができなくなります」と書く解説も見かけますが、少なくとも国の公式な説明とは食い違っています。
ただし、フェアに書いておきます。平均点で評価される以上、メーカーが平均を上げるには、省エネ性能の低い機種の出荷を減らし、性能の高い機種を増やすのが自然な動きです。つまり、省エネ性能の低い安い機種は手に入りにくくなり、性能が高くて価格も高い機種が増える。この流れは、あり得ます。
「買えなくなる」と「安い機種が選びにくくなる」は、まったく別の話です。
今使っているエアコンは、どうなりますか
資源エネルギー庁のQ&Aは、現在使用しているエアコンを買い替える必要はなく、引き続き使用できると明記しています。修理についても、2027年度基準によって修理ができなくなることはない、と書かれています。部品の保有期間(製造完了後およそ10年間)の中なら、修理対応を受けられるのが一般的だからです。
2027年4月に、あなたの部屋のエアコンに起きることは、何もありません。
「価格が2倍になる」の正体|国は「その比べ方は適当ではない」と書いています
次に、値段の話です。
「新基準になると価格が1.5〜2倍」という記事を見かけた方も多いと思います。この手の比較には、からくりがあることがあります。
資源エネルギー庁は、Q&Aでこう釘を刺しています。販売価格を比較する場合には、同じ出力帯・同じ機能同士の機器で比較することが重要である、と。そして、6畳で使う付加機能の少ないスタンダード機と、14畳で使う付加機能の多い高級機を、販売価格だけに着目して単純に比較するのは適当ではない、とまで書いています。
国がここまで書いているのは、なかなか珍しいことだと感じました。
では、価格そのものはどうなるのか。国の書き方は「メーカーにもよりますが、省エネ性能の向上に伴い、エアコンの販売価格が上がる可能性があります」で、「上がる」と断定はしていません。ただ私は、全体としては上がる方向だと見ています。平均点を上げるために性能の高い機種の比率が増えれば、店頭に並ぶ機種の平均価格も上がるのが自然だからです。
一方で国は、価格を決める要因として、需要と供給、性能、素材価格、製造・輸送コスト、メーカーや販売店の戦略の5つを挙げています。省エネ基準は「性能」の一部でしかなく、値上がりの原因を全部「2027年問題」に押し込むと、判断を誤ります。
メーカー側の言い分も1つ。ダイキンは取材に対し「購入時の価格だけでなく、長期間使用する中での電気代も含めた”トータルコスト”で比較いただくことをおすすめします」と答えています(ITmedia・2026年7月10日)。
電気代はいくら安くなる?|国の試算は6畳で年2,760円です
ここからが、家計の話です。
資源エネルギー庁の試算を、そのまま表にしました。2010年度基準のエアコン(6畳用でAPF5.8)から、2027年度基準(同6.6)に買い替えた場合の差です。
| 項目 | 6畳用(2.2kW機) | 14畳向け(4.0kW機) |
|---|---|---|
| 1年間の光熱費の差 | 約2,760円 安くなる | 約12,600円 安くなる |
| 平均使用年数14年での累計 | 約4万円 | 約18万円 |
(出典: 資源エネルギー庁「27年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート!」2026年4月17日。電気料金は2023〜2025年平均の31.75円/kWh前提。平均使用年数約14年は内閣府「消費動向調査」)
6畳の年2,760円は、月に直すと230円ほど。少し驚きました。もっと大きな差を想像していたからです。14畳の年12,600円は無視できませんが、部屋が小さいほど、省エネの効きは小さくなります。この差は、後で効いてきます。
落とし穴|「10年前のエアコンは電気を食う」は、実はそうでもありません
「10年前のエアコンなら、買い替えるだけで電気代が激減する」という話をよく聞きます。ところが、国の資料を見ると少し違う景色が見えます。
2.8kWの壁掛形エアコンの期間消費電力量は、1999年が1,174kWh、2010年が884kWh、2021年が870kWh。1999年比では約26%減ですが、2010年から2021年にかけては、ほぼ横ばいです。
(出典: 資源エネルギー庁「エアコンのトップランナー基準について」PDF・消費者委員会提出資料 2022年9月・3ページ)
大きな差が出るのは、標準機から上位機や2027年度基準の機種に上げたときです。「古いから」ではなく「性能が上がるから」、トータルで安くなる。ここを取り違えると、買い替えの期待値がずれます。
元は取れる?|「価格差 ÷ 年間の削減額」で、自分の答えが出せます
いちばん知りたいのは、ここだと思います。私もそうでした。
計算は単純です。本体と工事費を合わせた価格差を、年間の電気代の削減額で割る。それが、元を取るのにかかる年数です。先ほどの国の試算を使って、価格差ごとに出してみました。
| 本体+工事費の価格差 | 6畳(年2,760円の差) | 14畳(年12,600円の差) |
|---|---|---|
| 2万円 | 約7.2年 | 約1.6年 |
| 4万円 | 約14.5年 | 約3.2年 |
| 6万円 | 約21.7年 | 約4.8年 |
| 8万円 | 約29.0年 | 約6.3年 |
(※上の年数は、資源エネルギー庁の年間削減額で価格差を割っただけの当ブログの計算です。実際の電気料金・部屋の断熱・使う時間で変わります。平均使用年数は約14年[内閣府「消費動向調査」])


赤い線が緑の線を追い越すところが「元が取れる年」です。14畳は8万円の差でも6年ほどで追い越しますが、6畳は4万円の差だと14年を少し超えてしまいます。
判断のラインはこうです。
- 14畳の部屋なら、価格差が8万円あっても6年ほどで回収できます。省エネ性能の高い機種を選ぶ意味は大きい
- 6畳の部屋なら、価格差が約3万9千円(2,760円×14年)を超えたあたりから、使い切るまでに電気代では取り返せない計算になります(電気料金が今より上がれば、このラインは上に動きます)
逆に言えば、6畳で使う時間も短い人にいちばん合っているのは、省エネ性能はほどほどの、安い標準機です。その安い機種こそ、これから選びにくくなる可能性があるわけですから、今のエアコンが不調でどうせ買い替えるなら、安い機種が選べるうちに動くのは理にかなっています。壊れていないなら、急ぐ理由はありません。
もちろん電気代だけの話で、静かさや除湿の性能など、金額に置き換えられない価値もあります。それでも「省エネだからお得」と言われたら、自分の部屋の広さで一度割り算してみる価値はあります。
実は、国自身も同じことを課題として書いています
調べていて、いちばん驚きました。
基準値を決めた経済産業省の審議会は、トップの性能だけで決めると消費者に過度な経済的負担が生じる懸念がある、として、消費者が投資を回収できるかという観点も入れて検討していました。その結果、2.8kW以下(6〜8畳向け)で「投資を回収できるAPF」は6.1前後(能力帯により6.0〜6.2)と算出されています。ところが、採用された目標基準値は6.6でした。
その案を示した資料には、課題として次のように書かれています。
低能力帯の機種(2.2~3.6kW)については、算出した投資回収可能なAPFの数値より高い目標基準値となる。
(出典: 資源エネルギー庁「エアコンディショナーの目標年度、区分、目標基準値、達成判定等について(案)」PDF・2022年1月13日・37ページ。投資回収可能APFは35ページ)
小さい部屋では元が取りにくくなる可能性を、国も分かったうえで基準を決めているわけです。
正直な感想を書くと、ちょっと厳しすぎないか、と思いました。消費者目線の数字を出しておきながら、それより高い6.6に決めるのは、少しいじわるに感じます。国側にも「いちばん売れる区分だからこそ、効率を上げたい」という理由はあるのですが、もう少し基準を下げて、価格を抑えた機種も売りやすくして、選択肢が広がればいいのに。これは私の本音です。
同じ資料には、2.2kW機の1日あたりの平均使用時間は6.5時間というデータも載っています(メーカー提供のIoTデータ、約9万件)。ここが短い人ほど、省エネ性能を上げた分の元は取りにくくなります。
ちなみに私は家で作業する日が多く、この夏は1日17時間ほど冷房を使っています。平均の倍以上。こういう使い方の人ほど、省エネ性能に払うお金の元は取りやすくなります。
今すぐ買い替えたほうがいい人/急がなくていい人
ここまでを、行動に落とします。
今すぐ買い替えを考えたほうがいい人
- すでに冷えない、異音がする、水漏れしているなど、不調が出ている方。真夏に止まると、暑さそのものが健康のリスクになります
- 室内機の製造年から10年以上が経っている方。部品の保有期間(約10年)が終わると、壊れても修理できず、その場で買い直すことになります
- 暑さで体調を崩しやすい方が家にいる場合。ここは損得ではなく、安全の話だと思っています
以前使っていたエアコン(今使っているものの一つ前)が、まさにこれでした。20年以上使った機種で、最後のほうは冷えにくく、16℃設定・風量強めでなんとか効かせている状態。異臭やカビ汚れも出てきて、2年ほど前に買い替えました。ここまで来ていたら、迷う段階はもう過ぎています。
電気代が気になってエアコンを我慢する。そして、熱中症などで体調を崩す。これがいちばん避けたい流れです。この点は値上げ2,566品目でも慌てない|手取り12万時代の固定費防衛術でも書きました。節約して体調を崩したら、節約した額の何倍もかかってしまいます。
急がなくていい人
- 問題なく冷えている方。国も「今すぐ買い換える必要はありません」と書いています
- 6畳など小さい部屋で、使う時間も長くない方。先ほどの計算のとおり、急いで高い機種に替える経済的な理由は薄めです
- 工事の待ち時間が気になる方。夏の繁忙期には、工事まで約3週間待ちという報道もありました(ITmedia 2026年6月11日)。繁忙期を外せば、工事の予約も取りやすくなります
なお、エアコンの価格は一般に、夏の繁忙期を過ぎると下がりやすく、上位機種のモデルチェンジも秋にかけて進みます。国の審議会資料には、同じ機種でも「何月に売られたか」で価格が変わるという分析まで載っていました。「いつ・いくらで買うか」は、10月の実践編で数字つきで書きます。
待つ場合に、知っておきたいこと(デメリット側)
いいことばかり書くのはフェアではないので、待つ側のリスクも並べます。
- 待つ間の電気代は、古い機種のぶん高くつくことがあります。電気代そのものは買い替えても買い替えなくてもかかりますが、省エネ性能の差の分(14畳クラスなら年1万円以上)は、待っている間ずっと払い続けることになります。あとから振り返ると「早く買い替えたほうが得だった」というケースは、ここから生まれます
- 電気代の単価が上がるほど、この差は大きくなります。国の電気・ガス料金支援は2026年7〜9月使用分で区切りで、10月以降は2026年9月7日時点で発表されていません(出典: 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」PDF)
- 待っている間に、安い機種の在庫や選択肢が減る可能性は否定できません
なお、待つ・待たないに関係なく、国による家庭用エアコン単体への補助はありません(省エネリフォーム工事と同時に行う場合の制度はあります)。自治体が独自にやっていることはあるので、買うと決めたら、お住まいの市区町村の家電買替支援を一度検索してみてください。予算がなくなり次第終了することが多いです。
実家のエアコンのことを、少し考えました
ここからは、私自身の話です。
私は実家で暮らしています。わが家にも製造から10年をとうに超えた機種が残っていて、買い替えるかどうかという話が、実際に家の中で出ています。「今エアコンが壊れたら、ただでさえ大きい出費なのに、より痛手だな」と思ったのが、この記事を書いたきっかけです。
それに、私自身の買い替えには反省点があります。先ほどの2年前の買い替えで選んだのは、型落ちの100V機。実はわが家は200Vに対応していて、部屋の広さからすると、そちらのほうが合っていたようです。実際、冷えるのに少し時間がかかる印象があります。100Vか200Vか、家の状況は買う前に確認したほうがいい——いまでも後悔している点です。この失敗談は、10月の実践編で詳しく書きます。
そのうえで、ひとつ思うことがあります。自分で買わない家電ほど、家族の誰かが不安な情報だけを受け取っている可能性があるということです。「もう買えなくなるらしいよ」と聞いて、必要のない買い替えを急ぐ。どの家でも起こり得ることだと思います。
だから私は、この記事を家の中で共有できる形にしたいと思って書きました。国のページのリンクを1本送るだけでも、話は変わります。
急かしてくる情報ほど、出どころを一度たどってみる価値があります。
高額療養費の記事を書いたときも同じことを感じました。名前だけを知っている状態と、中身を一次資料で確かめた状態とでは、落ち着き方がまるで違いました。
まとめ|焦って買わず、「機種代+電気代」でシミュレーションしてから
最後にまとめます。
- 「2027年4月から買えなくなる」は誤解です。資源エネルギー庁は「基準値を満たさない製品の製造・出荷を禁止するものではありません」と明記しています
- 規制の相手はメーカーで、しかも1年間の出荷全体の平均点で評価されます。安い機種が一斉に消える仕組みではありません。ただし買い替え需要は高まり、安い機種の比率は下がっていくと思うので、買い替えを検討している人は、早めに動いたほうが選びやすいです
- 今のエアコンはそのまま使えて、修理も部品保有期間(約10年)の中なら可能です
- 電気代の差は6畳で年約2,760円、14畳で年約12,600円。価格差をこの金額で割れば、元が取れるまでの年数が出ます。部屋が小さいほど、回収には時間がかかります
- ただし壊れていたり、少しでも調子が悪いなら、話は別です。真夏の暑さは健康のリスクなので、損得より優先してください
今日できることを挙げるなら、いつごろ買ったか・毎月の電気代・冷えの実感の3つを確かめることです。買った時期は、「引っ越したころ」「あの年の夏」くらいのざっくりした思い出し方で十分。賃貸に最初からついていたエアコンなら、室内機の側面か前面パネルの内側のシールに製造年が書いてあります。10年前後を超えていそうか。電気代が去年より上がっていないか。冷えが落ちた実感がないか。この3つを見てから、「機種代+電気代」のトータルで買い替えるかどうかを、一度シミュレーションしてみる。焦って買うのではなく、それからで十分です。
9月に入って、真夏の暑さは少しやわらいできました。残暑はまだ続きますが、落ち着いて比べられる時期に入っています。買い物は、それからで間に合います。
「買い方の実践編」は10月に書きます
この記事では、あえて「いつ・どこで・いくらで買うか」には踏み込みませんでした。その話は10月に書いたほうが役に立つからです。上位機種のモデルチェンジは秋にかけて進みますし、工事業者の繁忙期を外せるのもそのころ。先ほどの審議会資料には「何月に売られたか」で価格が変わる分析まで載っていました。
ひとつだけ先に書いておくと、私自身は、型落ちを狙うのが基本だと思っています。2年前の買い替えも型落ちでした。100Vか200Vかでは失敗しましたが、型落ちという選び方そのものは正解だったと今も思っています。探し方と時期は、実践編で詳しく書きます。
10月ごろに、次の内容で続編を出す予定です。
- 型落ちを狙うなら、いつ・どう探すか
- 工事の閑散期と、見積もりで見るポイント
- 自治体に買い替え補助がある場合に、取りこぼさない確認手順
- 買う前のチェックリスト(畳数・APF・工事費込みの総額)
固定費そのものの見直し方は、固定費の見直しは最初が肝心!|手取り12万円で貯金500万円を作った手順に順番でまとめています。それと、毎月の電気代を自分で言えない状態だと、この手の判断はどうしても勘になります。支出のつかみ方は家計簿が続かない人へに書きました。
参考にした公的な資料
- 資源エネルギー庁「27年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート!エアコンについて知っておくべきポイントは?」(2026年4月17日公開。この記事のQ&Aの引用、年2,760円・年12,600円・累計約4万円/約18万円、電気料金31.75円/kWhの前提、価格を決める5要因は、すべてこのページから)
- 資源エネルギー庁「エアコンディショナーの目標年度、区分、目標基準値、達成判定等について(案)」PDF(2022年1月13日・省エネルギー小委員会のワーキンググループ資料。投資回収可能APF=35ページ、「低能力帯の機種については、算出した投資回収可能なAPFの数値より高い目標基準値となる」=37ページ、出荷台数による加重調和平均での達成判定=48ページ、2.2kW機の平均使用時間6.5時間=33ページ)
- 資源エネルギー庁「エアコンのトップランナー制度」(2027年度基準の区分と基準値)
- 資源エネルギー庁「エアコンのトップランナー基準について」PDF(消費者委員会提出資料 2022年9月。期間消費電力量の推移1,174→884→870kWhは3ページ)
- 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」PDF(2026年7〜9月使用分の値引き単価)
- e-Gov法令検索「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律(省エネ法)」(第150条=勧告・公表・命令、第174条=命令違反の罰則。メーカーへの措置であって販売禁止の規定はないことの確認)
- 国土交通省・経済産業省・環境省「住宅省エネ2026キャンペーン」(国の補助はリフォーム工事と同時に行う場合の制度で、エアコン単体への補助ではないことの確認)
※制度や金額は変わることがあります。実際に購入される際は、資源エネルギー庁の最新の案内と、メーカー・販売店の情報をご確認ください。自治体の補助金は、お住まいの市区町村の公式サイトが最新です。