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固定費の見直しは最初が肝心!|手取り12万円で貯金500万円を作った手順

固定費の見直しは最初が肝心!手取り12万円で貯金500万円を作った手順のアイキャッチ
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最終更新: 2026年7月/最終確認: 2026年7月(料金・制度の数字は2026年7月時点のものです)

こんにちは、ロッキーです。
手取り12万円(基本給14万円)からスタートして、固定費の見直し→先取り貯金→NISAの順番で、貯金500万円を作った元公務員です。楽天モバイルは5年目、ジムは公共施設で1回数百円。特別な収入も才能もありません。

結論から言うと、固定費の削減は「効果が大きい順」にやれば、我慢ゼロで続けられます。少なくとも、私はそうでした。私自身、スマホと保険の見直しだけで、固定費が月7,000円以上・年間8万円以上下がっています。実額は本文で全部お見せします。

この記事でわかること

  • 固定費を見直す順番の全体像(STEP0〜5。上から順にやるだけ)
  • 私が実際にやったこと・やらなかったこと(体験済みと「調べて比較」は明確に区別しています)
  • 一度やれば効果が続きやすい仕組みと、浮いたお金の行き先
Contents
  1. 結論: 固定費削減は「効果が大きく手間が軽い順」にやると挫折しない
  2. なぜ食費より先に固定費なのか
  3. STEP0: 家計簿アプリで固定費を洗い出す(所要30分)
  4. STEP1: スマホ代——最優先。楽天モバイル5年目の実体験
  5. STEP2: サブスク・会費——「とりあえず契約」を全部止める
  6. STEP3: 電気・ガス——切り替えの手間は最初だけ
  7. STEP4: 保険——公的保障を知ってから決める
  8. STEP5: 住居費——最後の大物。引っ越し・家賃の考え方
  9. 削るだけじゃない——私が「あえて払っている」固定費
  10. 浮いたお金の行き先: ふるさと納税とNISA
  11. まとめ: 固定費削減チェックリスト(保存版)

結論: 固定費削減は「効果が大きく手間が軽い順」にやると挫折しない

まず結論です。固定費の削減は、「効果が大きくて、手間が軽いもの」から順番に手を付けてみてください。実際に行えば、途中のステップでやめても、やった分だけ効果が残ります。

全体像はこの表のとおりです。迷ったら、この表に戻ってきてください。

STEPやること効果×手間(1行理由)所要時間の目安
STEP0家計簿アプリで固定費の洗い出し効果の土台。現状が見えないと始まらない30分
STEP1スマホ代の見直し効果大×手間中。乗り換え1回で毎月効く(解約の引き止めに根気がいることも)半日
STEP2サブスク・会費の整理効果中×手間小。解約ボタンを押すだけ1時間
STEP3電気・ガスのプラン見直し効果中×手間中。切り替えの手間は最初だけ1〜2時間(目安)
STEP4保険の見直し効果大×手間大。公的保障の下調べが要るので後半に数日(調べながら)
STEP5住居費効果特大×手間特大。最後の大物数週間〜

※STEP3の所要時間は、各社の切り替え案内から推定した目安です(私は未実施です)。

固定費見直しロードマップ(効果が大きく手間が軽い順にSTEP0〜5)

この記事の使い方(全部やらなくていい・上から順でいい)

この記事は、やれるところから順番に手をつければ十分です。おすすめは上から順ですが、全部やる必要はありませんし、状況に合わせて順番が前後しても構いません。私もスマホ代から始めて、数年かけて少しずつ整えました。今日はSTEP0だけ、で大丈夫です。

そしてこの記事は、私が実際にやったこと・実際の金額が軸です。まだ体験していないもの(電気・ガスの切り替え、日本通信SIMなど)は、「私は未使用です。調べて比較した紹介です」とその都度明記します。筆者がどんな人間かはプロフィールにまとめています。

なぜ食費より先に固定費なのか

2026年8月の食品値上げは849品目(帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査8月値上げまとめ)。7月のピーク(2,269品目・同調査)からは減りましたが、値上げの流れそのものは続いています。

こうした値上げ、つまり食費などの変動費の上昇は、私たちには止められません。だからこそ、毎月の値札に一喜一憂して消耗するのではなく、自分で決められる固定費で「守り」を固定する。これがこの記事の考え方です。値上げそのものへの向き合い方は、値上げ2,566品目でも慌てない|手取り12万時代の固定費防衛術で詳しくお話ししています。

「手取りが少ないから貯金できない」のではなく、「支出の見直しが、効果の薄い場所から始まっているから貯まらない」——手取り12万円時代の私が、身をもって学んだことです。

節約と聞くとまず食費に目が行きますが、順番としては固定費が先です。理由は2つあります。

我慢の節約が続かない理由

食費や日用品などの変動費の節約は、「毎回・ずっと」気を張り続けないと効果が出ません。

1円でも安い卵を探して何軒もスーパーを回る。飲み物を我慢する。その頑張りで浮くのは数十円、数百円。しかも、我慢の節約は、頑張れる日はいいんです。問題は、疲れて帰った日。私はそういう日にコンビニでドカンと使って、その月の頑張りを一晩で溶かしていました。

特に食費は、やろうと思えば際限なく削れてしまう場所です。頑張りすぎると、毎日の食卓が寂しくなって不満が溜まり、その反動で外食やコンビニにお金が飛んでいく。お財布だけでなく、心の栄養まで不足しがちなんです。私自身、食費を切り詰めすぎて寂しい気持ちになったことがあり、長い目で見ると続きませんでした。だから今は、食費の節約は「楽しくできる範囲で」に留めています。

固定費は「一度やれば自動で効き続ける」

一方、固定費は一度見直せば、その後は手間をかけずに効果が続きやすいお金です(料金プランの改定などがあった時だけ再チェックすればOK)。

たとえばスマホ代が月数千円下がれば、来月も再来月も、何もしなくても下がったまま。我慢も意志の力も要りません。「毎日頑張る節約」ではなく「一度だけ手続きする節約」。手取りが少ない人ほど、この性質を味方につける価値があります。

私はスマホと保険の見直しだけで、月7,000円以上・年間8万円以上の固定費が下がりました(それぞれの実額は後述します。金額は使い方や契約内容によって変わります)。

それに、固定費が浮けば、たまのご褒美に外食だってできます。家計が良くなって、心の栄養も補える。固定費の見直しは、我慢の入り口ではなく、好循環への入り口だと私は思っています。

STEP0: 家計簿アプリで固定費を洗い出す(所要30分)

最初のステップは、削ることではなく「何にいくら払っているか」を30分で見えるようにすることです。

固定費は毎月自動で引き落とされるせいで、存在自体を忘れがちです。まずは通帳・クレジットカードの明細・スマホの契約情報を開いて、次のチェックリストを埋めてみてください。

固定費の洗い出しチェックリスト

  • □ 住居費(家賃・住宅ローン・実家に入れているお金)
  • □ スマホ代・自宅のネット回線
  • □ 電気・ガス・水道
  • □ 保険(生命保険・医療保険・車の任意保険)
  • □ サブスク(動画・音楽・アプリ課金・クラウド)
  • □ 会費(ジム・年会費のあるカード・各種会員)
  • □ 車関係(駐車場・ローン)

「あれ、これ何だっけ?」という引き落としが1つでも見つかったら、それだけでSTEP0は大成功です。宝探しのつもりで眺めてみてください。

そもそも「手取りが少ないのに、なぜ貯金するのか」という根っこの話は、基本給14万円でも貯金すべき5つの理由に書いています。

家計簿アプリの選び方

手書きやExcelでも構いませんが、続けやすさで言えば、銀行口座やカードと連携して自動で記録される家計簿アプリが楽です。選ぶ基準はシンプルに2つで十分だと思います。

  • 口座・カードとの自動連携があること(手入力は続きにくい)
  • 固定費を含めた支出が「毎月の一覧」で見えること(グラフの美しさより、洗い出しやすさ)

アプリはあくまで「見える化」の道具です。完璧に仕分けようとしなくて大丈夫。固定費の欄だけ眺められれば、この記事の目的には十分です。

STEP1: スマホ代——最優先。楽天モバイル5年目の実体験

固定費削減で最初に手をつけるべきはスマホ代です。理由は、効果が大きいわりに、手間が半日で済むから。私自身、固定費見直しの最初の一歩がここでした。

私の場合、大手キャリア時代に月8,000円ほど払っていたスマホ代が、乗り換えで月2,000円台になりました。ただし私が大幅な見直しをしたのは5年以上前の話です。2026年現在の料金は、各社の公式サイトで再確認してください(この記事の料金も2026年7月時点のものです)。

格安SIMとは

格安SIM・格安プランとは、大手キャリアの回線を使いながら、店舗やサポートを絞ることで月額を下げたスマホ契約のことです。電波の元は大手と同じ回線を借りているので、「安い=すぐ圏外」というわけではありません。ただし会社やプランごとに特徴の差はあります。

私の現状と、乗り換え第一候補の比較

私は2021年3月から楽天モバイルを5年以上使っています。

選んだきっかけは、当時「楽天経済圏」という言葉が話題になっていたことでした。調べてみると、楽天市場は使っているし、ネット銀行も楽天銀行を使い始めていた私には、ちょうどいいタイミングの選択肢。しかも当時は1年間無料という大盤振る舞いのキャンペーン中で、「これなら損はしないだろう」とすぐ行動に移しました。正直なところ、住んでいる地域で電波が合わなければ気軽に乗り換えよう、くらいの気持ちで始めています(結果、5年続いています)。

そして、もし今後乗り換えるなら第一候補と考えているのが日本通信SIMです(※日本通信SIMは私は未使用です。各社の公式情報を調べて比較した紹介です)。

楽天モバイル(私が5年使用中)日本通信SIM(私は未使用・調べて比較)
回線楽天回線ドコモ回線
月額の例3GBまで1,078円〜無制限3,278円のワンプラン20GB+通話つきで1,390円(合理的みんなのプラン)
向いている人データ多め・テザリング・楽天経済圏データ少なめ・月額をとにかく下げたい

(2026年7月時点・税込。出典: 楽天モバイル公式日本通信SIM公式

どちらが合うかは、先月のデータ使用量が軸です。そこに、普段使っている経済圏(ポイントや銀行との連携)も合わせて考えると選びやすくなります。スマホの設定画面でデータ使用量を確認してみると、「思ったより使っていない」という発見があるかもしれません。5年使った本音のレビューや、楽天モバイルのauローミング終了(2026年9月末予定)の話は、こちらの記事に全部書いています。

📎 あわせて読みたい

格安SIMで固定費削減|楽天モバイル歴5年の本音と、日本通信SIMという選択肢

乗り換えの手順とつまずきポイント

手順は大きく4つです。

  • 先月のデータ使用量を確認する(プラン選びの一番の判断材料です。私の場合は、楽天経済圏を使っていたことも大きな決め手でした)
  • 今の契約の「やめる時のお金」を確認する——更新月・違約金・端末代の残り(残債)。違約金なしのタイミングが近いなら、そこまで待つのが安心です。まだ先なら、違約金の額と毎月下がる金額を照らし合わせてみてください。最初は手痛い出費でも、その後は毎月ずっと下がり続けるので、数ヶ月で元が取れるなら早めに動くのも十分ありです
  • 乗り換え先に申し込む(電話番号はMNPという仕組みでそのまま引き継げます)
  • SIMが届いたら開通手続き(各社の公式ガイドどおりに進めれば、スマホ操作に不慣れでも進められる作りになっています)

つまずきやすいのは②の「やめる時のお金」です。私が乗り換えた当時は「2年縛り」の真っ只中で、違約金なしで解約できる期間はかなりの狭き門でした。私はたまたまそのタイミングが近かったのでピンポイントで乗り換えましたが、もしずっと先だったとしても、毎月下がる金額を考えて解約していたと思います。「違約金があるから無理・損する」と諦めて短期的に見るのではなく、数字を見比べて総合的に判断するのがおすすめです。今は縛りがだいぶ緩くなりましたが、端末残債とキャリアメールの扱いは、申し込み前に確認しておくと安心です。

もう一つ、覚悟しておいてほしいのが解約の引き止めです。

大手キャリアの解約電話を粘り強く続ける筆者のイラスト

私は大手キャリアに電話で解約を申し込んだのですが、丁寧なような、長いような説明が続いて、気づけば余裕の1時間オーバー(苦笑)。「もう二度とこのキャリアを使えなくなるかもしれない」という説明には一瞬ドキッとしましたが、メールはすでにキャリアメールからフリーメール(GmailやYahoo!メールなど)に移していたので、実害はゼロでした。

少しでも迷う素振りを見せていたら押し切られていたかもしれない——そう思うと、強い意志を持って解約手続きをやり切った自分を、今でも褒めてあげたくなります(笑)

一言でまとめると、スマホの見直しは基本「手間は小さめ」。ただし解約の引き止めのように根気が要る場面に当たると、体感は「手間・中」に格上げされます(笑)(冒頭の全体マップで手間を「中」にしているのは、このためです)。今は当時より解約しやすくなっていますし、ここさえ乗り越えれば毎月ずっと効いてくれる、固定費削減の第一歩です。少しでも固定費が浮くと、選択肢が広がりますよ。

なお、日本通信SIMを紹介しても私には報酬は入りません。それでも紹介するのは、データ少なめ派には選択肢として本当に有力だと、調べていて感じたからです。

STEP2: サブスク・会費——「とりあえず契約」を全部止める

次はサブスクです。ここは解約ボタンを押すだけなので、効果のわりに手間が軽いステップです。

STEP0の洗い出しで見つかった「あれ、これ何だっけ?」の正体は、たいていここにいます。無料期間のまま忘れていた動画サービス、使わなくなったアプリの月額課金、行っていないジム。月数百円のアプリ課金から、動画配信やジムのように月数千円かかるものまで、束になると毎月かなりの金額になります。

「さすがに自分は大丈夫」と思うかもしれません。そこで、身近な実例をひとつ——私の母の話です。つい最近、歌の配信サービスのようなサブスクに、本人の意思とは関係なく何十年も支払いが続いていたことが分かりました。気づいてすぐ解約しましたが、月々数百円でも、何十年分ともなると軽く数万円を超える金額です。明細やメールを洗い出しても、気づけていない引き落としは意外と残っているもの。これを機に、メールを整理する・明細を確認するクセをつけるのもおすすめです。

解約の判断基準(3ヶ月ルール)

私の判断基準はシンプルで、「この3ヶ月、使ったかどうか」だけです。

  • 3ヶ月使っていない → 解約。必要になったら、その時また契約すればいいだけです
  • 使っているけど満足度が低い → 一度解約して、恋しくなるか試す
  • 使っていて満足度も高い → 堂々と続ける(これは後の章でお話しします)

「いつか使うかも」は、私の経験上、だいたい使いません。サブスクのいいところは、やめてもいつでも戻れること。だから解約の失敗は、実はほとんど存在しないんです。

ちなみにジムをやめたくない方へ。私は運動を公共施設のジムに切り替えて、月会費なし・1回数百円で続けています。固定費を変動費に変える、という手もありますよ。

STEP3: 電気・ガス——切り替えの手間は最初だけ

このステップには、2026年ならではの「締め切り」があります。現在、政府の電気・ガス料金の補助が2026年7〜9月使用分に適用されていて、標準的な家庭で3か月合計約5,000円の負担軽減になる一方、10月以降の継続は未定です(出典: 資源エネルギー庁「今夏の電気・ガス料金支援」概要資料経済産業省の発表・2026年6月、金額の目安は補助金ポータル・2026年7月時点)。なお、対象の電力・ガス会社と契約していれば、値引きは自動で適用されます(利用者側の手続きは不要)。

つまり、いまの電気代は補助のぶん安く見えている可能性があります。国の補助は自分ではコントロールできません。だからこそ、補助が切れる前のこの3ヶ月を「料金プランを見直す締め切り」にしてしまうのがおすすめです。補助という痛み止めが効いているうちに、根っこの治療を済ませておくイメージですね。

正直な注記: ここは私自身は未体験です

正直にお伝えします。私は電力会社・ガス会社の切り替えを、まだ体験していません。ここから先は、公式情報や比較サービスを調べて整理した紹介です。

調べた範囲で、見直しの手順はこうなります。

  • ① 検針票かWeb明細で、契約中のプラン名と月々の使用量を確認する
  • ② 比較サービスに郵便番号と使用量を入れて、乗り換え候補をシミュレーションする
  • ③ 候補が見つかったら、解約金の有無と料金の決まり方を確認して申し込む(切り替え工事は原則不要で、手続きは新しい会社側がまとめてやってくれる仕組みが一般的です)

注意点も正直に。電気代は使用量や地域で最適解が大きく変わります。また、市場価格に連動して料金が変わるタイプのプランは、安い時期と高い時期の差が出やすいので、料金の決まり方はよく確認してください。「切り替えれば安くなる」とは言い切れないからこそ、シミュレーションが大事です。

STEP4: 保険——公的保障を知ってから決める

保険を後半のSTEP4に置いたのには理由があります。効果は大きいのですが、「公的保障を知る」という下調べをしてから決めないと、削りすぎたり、逆に不安で削れなかったりするからです。

保険を考える前に、「公的保障」を知る

正直に言うと、公務員時代の私は、公的な保障制度のことをほとんど知りませんでした。高額療養費制度という言葉を、ちらっと聞いたことがあった程度です。だからこそ、あとから保険について学び直したとき、驚きました。日本の公的保障は、思っている以上に手厚いんです。

たとえば、医療費が高額になっても自己負担に上限を設けてくれる高額療養費制度。これは会社員・公務員の健康保険だけでなく、個人事業主・フリーランスが入る国民健康保険でも使えます(詳しくは厚生労働省の解説ページへ)。ほかにも傷病手当金(こちらは会社員・公務員向けで、国民健康保険には原則ありません)、遺族年金など、「もしも」の多くには、実はもう保険がかかっている状態なんです。

実はこの高額療養費制度には、私自身も救われたことがあります。親知らずの抜歯が思いのほか大ごとになり、全身麻酔・入院までしたときの話です(長くなるので、この体験談は別の記事で詳しくお話しします)。日本の公的な保障制度のありがたさを、身をもって感じた出来事でした。

学び直して分かったのは、順番が逆だった、ということです。保険のパンフレットを開く前に、自分がもう入っている「公的な保険」の中身を確認する。民間保険の出番は、それでも残った不安の分だけです。この順番で考えると、保険選びの迷いがぐっと減ります。

「入りすぎ保険」の見直し方——私の失敗談から

実はここには、私の失敗談があります。公務員時代、職場にすっと入ってきた保険会社の方に「必要ですよ」と諭されるまま、理由もよく分からず生命保険に入っていました。当時は生命保険と車の任意保険を合わせて、月8,000円ほどの保険料です。必要のない保険にまで入っていて、貯金が貯まるはずもありませんでした。

その後、YouTubeや本を通じて保険の仕組みを学んだ結果、「なんだ、今の私に生命保険は要らないじゃないか」と、自分で納得したうえで解約しました。保険に厚い信頼を置いている周りの方からは当然のように反対されましたが、「自分に何かあったとき、これだけあれば足りるだろう」というラインまで貯金が育ちつつあったので、迷いはありませんでした。

見直した結果、現在の保険料は車の任意保険を含めて月5,000円台です。私の住む地域では車が生活必需品なので、任意保険は削れない固定費として残しています(年齢や等級の面で、保険料はこれから下がっていく見込みです。もちろん、安全運転あってこそですが)。下げ幅は派手ではありません。それでも、「内容を分かって払っている月5,000円台」と「よく分からないまま払う月8,000円」は、安心感がまったく違います。

見直しの手順は4つです。

  • ① 保険証券を出してきて、「何が起きたら・いくら出るか」を書き出す
  • ② あわせて、「もしもの時、いくら必要か」も考える——たとえば幼いお子さんがいるご家庭なら、成人するまでの生活費や教育費。逆に扶養している人がいないなら、生命保険は最小限で足りるかもしれませんし、場合によってはなくてもいいかもしれません(ここは家庭ごとに答えが変わるところです)
  • ③ その「もしも」が、公的保障でどこまでカバーされるかを調べる
  • ④ 「出るお金」と「必要なお金」を見比べて、重複している保障や、貯金で対応できる範囲の保障を検討対象にする

ここで大事な注意を。これはあくまで「私は公的保障を知ったうえで、こう判断した」という話です。必要な保障は、家族構成・健康状態・貯金額で人それぞれ変わります。「保険は要らない」という断定は、この記事ではしません。ご自身の状況に合わせて判断してくださいね。

STEP5: 住居費——最後の大物。引っ越し・家賃の考え方

住居費は、固定費の中で金額がもっとも大きくなりやすい「最後の大物」です。ただし引っ越しには初期費用も手間もかかるので、更新のタイミングや生活の変化に合わせて、じっくり検討する枠だと考えています。

一般的な選択肢としては、更新時期に合わせた住み替え、家賃の安いエリアへの引っ越し、間取りの見直しなどがあります。効果は大きい一方で、通勤時間や住環境という「お金以外のコスト」との天秤になるので、金額だけで決めないことが大切です。

私の場合: 実家暮らしで月3万円入れています

私の住居費を正直に書きます。実家暮らしで、月3万円を家に入れています。

「実家暮らしはずるい」という声があるのは知っていますし、賛否両論あって当然だと思います。そのうえで、私の実態はこうです。

  • 月3万円は生活費として家に入れている
  • 家事や料理は積極的に担当している(同居は「タダ乗り」ではなく分担だと考えています)
  • 事業が安定したら、一人暮らしは改めて検討するつもり

実家暮らしだと言うと、少し微妙な空気になる——そんな経験は私にもあります。でも、一人暮らしをしている方にも、マイホームを建てた方にも、それぞれの生き方があっていいはずです。私は、安月給だからこそまずお金を貯めて土台を作りたい、選択肢を増やしたいと考えて、幸いウェルカムだった実家に甘えさせてもらう道を選びました。周りに流されず自分で選んだ道ですし、家族には心から感謝しています。

だから、あなたがどの住まいの形を選んでいても、周りから何と言われようと、自信を持ってください。実家という選択肢が使える人は、割り切って使えばいい。使えない人は、その分STEP1〜4の効果が家計を支えてくれます。住まいの形は人それぞれなので、「自分の状況で動かせる固定費から動かす」——それで十分です。

削るだけじゃない——私が「あえて払っている」固定費

ここまで削る話ばかりでしたが、この章は逆です。私が意識的に払い続けている固定費の話をさせてください。固定費削減の目的は、支出をゼロにすることではなく、満足度の低い支出をやめて、満足度の高い支出と貯蓄にお金を回すことだからです。

知識への投資は削らない

私はYouTube PremiumとDラボ(メンタリストDaiGoさんの学習サービス)を続けています。

YouTube Premiumは、広告を見る時間がなくなるぶん時間を買っている感覚に近いです。学習や事業のための動画を、広告に区切られず集中して見られること、あやしい広告に触れる機会が減ることも含めて、私には元が取れている固定費です。Dラボは日々のインプット源として使っています。

趣味は満足度で判断

DAZNも続けています。理由はシンプルで、スポーツ観戦が好きだからです。

過度にケチケチしない。満足度の高い支出には、計画的にお金を払う。STEP2の3ヶ月ルールは「使っていないもの」をやめる基準であって、「楽しんでいるもの」まで削る基準ではありません。ここを混同すると、節約そのものが嫌いになってしまいます。

歯の定期メンテナンスは「治療より予防」

もう一つ、歯の定期メンテナンスにもお金を払っています。

虫歯や歯周病は、悪化してから治療すると、お金も通院時間も何倍もかかります。定期的なクリーニングと検診は、お金と時間の両方を守る「予防という固定費」。体験談は別の記事で詳しくお話しする予定です。

浮いたお金の行き先: ふるさと納税とNISA

固定費が下がったら、最後に大事なのが浮いたお金の行き先を先に決めておくことです。行き先を決めないと、浮いたお金は不思議なくらい静かに消えていきます(私は消えました)。

私の順番は、先取り貯金で生活防衛資金→ふるさと納税→NISAでした。

ふるさと納税は、条件を満たせば実質2,000円の負担で返礼品を受け取れる制度です。やり方はふるさと納税のやり方にまとめています。

NISAについては、「やらないと損」とは言いませんし、言えません。私は先に生活防衛資金を貯めてから始めました。ここでも順番が大事です。円安のニュースに揺れながらも私がNISAを続けている理由は、1ドル163円の円安対策|NISAを続ける理由に書いています。

まとめ: 固定費削減チェックリスト(保存版)

私の固定費Before/After一覧

まず、この記事に出てきた私の実額を1つの表にまとめます。

項目BeforeAfter差額
スマホ代月8,000円月2,000円台月5,000円以上
保険(生命保険は解約・車の任意保険は継続)月8,000円(生命保険+任意保険)月5,000円台(任意保険含む)月2,000円以上
電気・ガス私は未実施(調べて比較のみ)
住居費実家に月3万円継続中(見直しは事業が安定してから)
合計(スマホ+保険)月7,000円以上・年間8万円以上

(差額は下限で控えめに計算しています。金額は契約内容や使い方によって変わります)

最後に、この記事の全STEPをチェックリストにしました。できるところから順番に。おすすめは上から順です。

  • STEP0: 家計簿アプリか明細で、固定費を全部書き出した(30分)
  • STEP1: 先月のデータ使用量を確認し、スマホプランを見直した(更新月・端末残債の確認を忘れずに)
  • STEP2: 3ヶ月使っていないサブスク・会費を解約した
  • STEP3: 電気・ガスのプランをシミュレーションした(補助終了前の2026年9月までが目安)
  • STEP4: 公的保障を調べたうえで、保険の重複を見直した
  • STEP5: 住居費を「更新タイミングで検討する枠」に入れた
  • 仕上げ: 浮いたお金の行き先(先取り貯金・ふるさと納税・NISA)を決めた
読者さん
読者さん

全部はできそうにないけど、STEP0と1ならやれそう。

ロッキー
ロッキー

それで十分です。私も最初はスマホ代だけでした。一つ見直せば、その効果は来月以降も続いてくれますからね。

よくある質問

Q1. 結局、どの順番でやればいいですか?
A. STEP0(洗い出し)→1(スマホ)→2(サブスク)→3(電気・ガス)→4(保険)→5(住居費)の順です。「効果が大きく、手間が軽いもの」が先。途中でやめても、やった分の効果は残ります。満足度はあとからついてきますよ。

Q2. 一人暮らしの場合、順番は変わりますか?
A. 私は実家暮らしなので一般論としてのお答えになりますが、基本の順番は同じで大丈夫です。違いが出るのはSTEP3とSTEP5で、一人暮らしは電気・ガスの契約も住まいも自分の判断だけで動かせるぶん、見直しの自由度が高くなります。特に更新月が近いなら、STEP5の検討を早めてもいいと思います。

Q3. 手取りが少なくても貯金できますか?
A. 私は手取り12万円からのスタートで、固定費の見直し→先取り貯金→NISAの順番で貯金500万円までたどり着きました。時間はかかりましたし、「同じようにやれば同じ結果になる」とは言えません。ただ、手取りが少ない人ほど、頑張り続けなくていい固定費削減との相性は良い、というのが私の実感です。

Q4. どれくらい削減できますか?
A. 私の場合、スマホ代(月8,000円→2,000円台)と保険(月8,000円→5,000円台・車の任意保険込み)で、月7,000円以上・年間8万円以上の削減になりました。金額は契約内容や使い方によって変わるので、まずはSTEP0の洗い出しで、ご自身の「削りしろ」を確認してみてください。

Q5. 固定費と変動費の違いは何ですか?
A. 固定費は、家賃・スマホ代・保険・サブスクのように毎月ほぼ同じ額が自動で出ていくお金。変動費は、食費や日用品のように使い方でその都度変わるお金です。値上げのニュースで話題になるのは主に変動費ですが、自分の意思で下げやすいのは固定費のほうです。

あわせて読みたい

固定費を整えた先に何を目指しているのか。私がお金と向き合う理由を書いた、このブログの原点です。

📎 基本給14万円の20代がFIREを目指すと決めた理由

固定費の見直しやお金の記録は、X(@rocky_enrich)でも発信しています。この記事は制度や料金が変わるたびに更新していくので、フォローしてもらえると更新のお知らせが届きます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。まずはSTEP0の30分から、一緒に始めましょう。

文: ロッキー(プロフィール

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